為替レートについては誰にも分からないことなので、予想するのは如何かとも思いますが、与えられた材料を手がかりに何らかの予想することも一方で許されるとも思われます。

 米ドルが震災直後以来の安値を付けたことで、今後の展開が注目されます。

 勿論、ユーロやポンドについても同様です。

 為替は夏に急変する事が多いような気がします。2008年も夏に急落しました。加えて、日本が休場の時(取引できない時)も変化しやすいように思います。

 今夜(14日)、米国では21時30分に「6月生産者物価指数」、「6月小売売上高」、週次の「新規失業保険申請件数」が同時に発表されます。
 
 これらの結果をトータルで見て、ドル円相場は取引されると思われます。

 昨日、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、

「米経済の弱さが長引き、デフレリスクが再浮上した場合には「量的緩和第3弾」を実行する可能性がある」

ことを示唆したことで、ドル売り材料にはより反応しやすくなっていると考えられます。

 ただ、引き続き欧州債務問題に揺れるユーロドルの動きが波乱要因となるでしょうね。

 ユーロを含めて3つの通貨で考えると少しややこしくなります。

 ドルよりユーロの方が弱いと判断されれば、ドル円相場はあまり変化しないことも考えられます。