SSブログ

ホリエモン事件 [政治経済]

 極めて個人的な感想なのですが、ホリエモン事件は随分社会の雰囲気に左右されています。新自由主義的な風潮が蔓延していた頃は非常にもてはやされたのに対して、その崩壊とともに厳しく断罪すべきという感じになっているようです。

 裁判が幾つ進行中なのか、どういう種類の訴えがあるのかなど、詳しいことは述べませんが、当時と社会の雰囲気が一変してしまったので、本人にとっては厳しい結果となるように思います。

 小泉・竹中両氏が考えた「改革」の具体的表現のひとつとしてホリエモンのような存在があるとすれば、その「改革」自体がアメリカ発の経済・金融危機で頓挫し、見直されている現状では甘い判決では社会が納得しないといった感じでしょうか(当然犯罪の要件等は満たしていることを前提とします。)。

 IT長者を輩出し、ネットバブルなどといわれたひとつの時代があったということになるのでしょう。また、政治的には日本版新自由主義的な改革を行なおうとして頓挫した時代だったということになるのでしょうか。

 ただ、経済の面を良く観察すると新しい動き(=新たなネットバブル的な兆候)が無い訳でもないような感じです。

 今はどん底の経済状態なので、更に下がるより少しでも回復する可能性の方が高いという程度のものかもしれません。

 というか、90年代後半から進んだIT化とネットバブルが10年程度で一応終了し、これからはアメリカを先頭として社会民主主義に極めて近い政治が行なわれることになりそうなので、それに相応した働き方とか生きがいとかを考える中で、次のネットバブルがあるとしたらそれにどう乗るかを考えるべきなのでしょう。 

 具体的には、個人で莫大な資産を築くというあり方より、公益のために如何に貢献するかが評価されるような社会になるのかなぁなどと考えます。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。