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GSEとは 2008/09/15 [政治経済]

 先週はGSE問題(の一応の解決)で週明けに豪ドル・円は急上昇しました。対照的に今週はリーマン問題(の解決の遅れ)で急落して始まりました。リーマン問題はまだ解決していないので為替相場は不透明です。メリルリンチも買収(バンカメに)されるようで、金融危機は混沌としています。(反面、物凄いスピードで解決に向かっているのかもしれません。日本のバブル後と違って。)


  ところで、たったの1週間で急速に関心が薄れてしまったGSEとは、"Government Sponsored Enterprises" の略で、政府援助法人のことです。(野村證券のサイトより引用)

 米国における住宅や農業関連の政府後援企業のこと。住宅や農業の分野に対して、融資や債務保証などの方法で、資金の供給をしたり、その円滑化を実現している機関。

 GSEは民間の企業であり、Fannie MaeFreddie Macなどが存在する。これらの企業は、ニューヨーク証券取引所にも上場しており、規模や収益から見ても、世界トップクラスの金融機関とみなされている。

 Fannie Mae(ファニーメイ) とは、「連邦住宅抵当公庫」のことです。(同じく野村證券のサイトより引用)

 連邦住宅抵当公庫。GSEの一機関である。

 民間金融機関からローン債権を買取り、証券化市場で 住宅ローン担保証券を発行する業務などをおこなっている。住宅ローンの流通市場を整備・育成し、米国市民が容易に住宅取得することを目的としている。 1938年に米国の法律に基づいて設立された政府系金融機関である。1968年に民営化され、1970年に株式がニューヨーク証券取引所に上場した。近 年、積極的な資金提供を通して住宅ローン市場におけるシェアを拡大させている。フレディマックとは、競合関係にあるが、役目は基本的には同じであるとされ ている。

 ファニーメイは、民間金融機関から直接住宅ローン債権を買い取り、それをもとにして単純なパススルー証券や、パススルー証券を裏 付け証券として発行されるモーゲージ証券の発行・保証を行っている。ジニーメイのように、米国連邦政府の公的保証は受けていないが、政府機関債として米国 国債に次ぐ、信用力を保持している。

 

 Freddie Mac(フレディマック) とは、「連邦住宅金融抵当金庫」のことです。(同じく野村證券のサイトより引用)

 連邦住宅金融抵当金庫。愛称をFreddie Mac(フレディマック)と呼ぶ。GSEの一機関である。

 住宅ローン市場に安定的に資金を供給するために、米国連邦議会の公認のもと1970年に、ファニーメイがモーゲージ市場で十分カバーしていなかった部分に資金を供給するために設立された政府系金融機関。
ファニーメイとは競合関係にあるが、役目は基本的には同じであるとされている。政府出資は受けておらず、株式がニューヨーク証券取引所とパシフィック証券取引所に上場されている民間会社である。

 GSE とされるのは、政府による住宅取得促進政策の一部を担うべく、連邦議会により設立されていることから、住宅都市開発庁と連邦住宅事業監督局の2つの監督官 庁が存在し、また公共的な目的が記された定款は、連邦議会による承認を必要とするなど、通常の民間企業とは性格が異なるからである。

 フレディマックは、民間金融機関から直接住宅ローン債権を買い取り、それをもとにして、パススルー証券の発行・保証を行っている。ジニーメイのように、米国連邦政府の公的保証は受けていないが、政府機関債として米国国債に次ぐ、信用力を保持している。

 


 クロス円全般について、非常に変動幅が大きい状況が続いています。これをチャンスと考えるか、リスクを考慮して取引を控えるか、人によると思いますが、豪ドル・円については、82円くらいまで下がるかもしれない、という意見がありました。(根拠は不明。) 個人的に節目と考えていた90円と85円を短期間であっさり割ってしまったので、下値はどこか分かりません。ただ、常にオーバーシュートするということを考えると、もっと下がるような気がします。(80円割れも)

 

 金利水準にもよりますが、オーストラリアの景気があまり落ち込まなければ、80円割れのレベルは低レバレッジならば買い時ですね。でも、アメリカの大手証券会社があっさり破産(或いは買収されて)してしまうほど金融危機は深刻なので、底はまだ見えない状況なのかもしれません。反対に今が底かも知れませんが、今後は危機の連鎖に関心が移るのではないでしょうか。

 株については数少ない買うチャンスの時期が始まったと思いますが、売買しなければならない者(機関投資家等)以外の個人投資家は底をじっくり待つ方が賢明かもしれません。

 為替レートとチャートを追加しました。特に、「豪ドル・米ドルレート」をすぐに確認できるのが便利だと思います。

 


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