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豪ドル どこまで下がるか? [政治経済]

 豪ドル(やニュージーランドドル)は、米ドルやユーロと違い、トレンドが比較的ハッキリしています。下がっている時はしばらく下がるし、上がっている時はしばらくそれが続きます。

 豪ドルが今どのような状況かというと、7月に104円半ばの高値をつけた後、下落し、7月が陰線となったこと、週足チャートでは、サポートラインとして機能していた5週移動平均線を下回り、さらに10週移動平均線も割ったこと、日足チャートでは、100日移動平均線近辺まで下落していることなどから、テクニカル的には下落トレンドに入ったように見えます。

 8/7(木)の豪雇用統計(7月新規雇用者数と7月失業率)が市場予想よりも悪ければ、より下落トレンドはハッキリするでしょう。その場合、100日移動平均線を明確に割り込むこととなり、より長期(150日とか200日)の移動平均線(或いは、週足・月足チャートでの移動平均線まで)が下値の目途となるでしょう。

 ただ、市場予想自体が悪いものを予想しているので、結果が予想とほぼ同じでも、下落トレンドには変化は無いと思います。

 さらに、原油の下落が続いているので、これも豪ドルにはマイナスに作用します。原油の下落が何故、豪ドルの下落をもたらすのかについては、疑問があったのですが、的確な説明を見つけました。

 オーストラリアは原油の自給率・火力発電の比率ともに90%近くということからあまり関係ないようにみえますが、原油の下落はその他資源商品の下落にもつながります。これはCRB指数や金価格の下落につながることを意味しており、世界3位の産金国であるオーストラリアにとっては売り要因となります。同様の理由(直接原油価格には関係ないが、CRB指数や金価格などその他の資源価格で売り要因となる)としては世界最大の産金国である南アフリカや、CRB指数の下落が影響するニュージーランドが挙げられます。

 この文章は、マネーパートナーズのサイト内のブログに書かれていたものです。これはFX口座を開設しなくても見ることが出来ます。武市のなぜなにFX(マネーパートナーズのFXコラム)より。


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