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豪ドル(資源国通貨)と原油価格の相関関係 [政治経済]

 FXを始めてみると、どうしても高金利通貨に目が行きます。金利が7.25%(先週据え置きが決定された)と非常に高いので、スワップ金利だけを考えても有利です。ですので、何もなければロング・ポジション(買い建て)をするのが通常でしょう。

 そして、金利政策の決定(RBA 豪準備銀行)や雇用統計の発表などの重要なイベントの際には大きく変動するということに注意していれば、それほど問題ないでしょう。

 しかし、反面、経済規模の非常に小さな国の通貨を持つということはそれ自体、非常にリスクが高いものだとも思います。日本の何十分の一というのですから。

 ところで、原油価格と豪ドルは同じような動きをする傾向があるそうです。オーストラリアは、メジャーな原油産出国ではないと思いますが、そうらしいです。金は沢山取れるらしいので、金相場と相関関係が高いというのは納得できます。他に石炭や鉄鉱石、ボーキサイトなどが多く採掘されます。要するに商品相場と連動するということなのでしょう。その商品の中で、原油は注目度が高いので、一般に原油と豪ドルが連動すると言われるのでしょう。

 ただ、原油は投機的な水準にあるそうなので、いつ下がってもおかしくないということは、豪ドルもいつ下がるか分からない、いつ下がってもおかしくないということになります。

 原油が1バレル200ドル以上に上昇すると予想する人もいる中で、インフレについてサミットではどのような話がなされるのでしょうか。政府の市場に対する何らかの指導力・影響力があるとすれば、原油価格上昇が抑制され、結果として豪ドルも上昇はストップすることになりかねません。

 ただ一方で、米ドルと豪ドルは同じような動きをする傾向があるので、原油へ向かっていた資金が米ドルに戻り、米ドルが上昇すると豪ドルも同じように上昇するかもしれません。

 主に原油と穀物の価格上昇が抑制されれば、世界的なインフレは収まり、その結果、利上げの必要もなくなるとしたら米国・欧州は金融危機がまだ残っているので、相対的に円高になるのでしょうかね。


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